オレンジアワーグラス

「私立明葉学園高等部には、"願いの叶う掲示板"がある」
 そんな噂などつゆ知らず、高等部一年の榎戸悠(えのきど はるか)はこれから始まる高校生活に胸を膨らませていた。
 幼なじみの外之内礼(とのうち あや)の一言がきっかけで、"カフェ部"に入部することになった悠は、そこで部長である関口昴(せきぐち こう)、2年生の橋本渉(はしもと わたる)、そして「マスター」に出会う。
 校内に憩いの場を提供するカフェ部は、実はもう一つの顔を持っていて――。

 そしてある日、突如としてある「力」を手に入れてしまった悠に、マスターは告げる。

「私の願いを、叶えてはくれないか?」

NiceNetNeatが送る、学園ノベルゲーム 第一弾!




第1章
入学式の翌朝。
榎戸悠は食後の紅茶を飲みながら、これから始まる高校生活への期待を募らせていた。
部活動見学の時間、幼なじみの外之内礼は、はるかに北校舎の理科室前にある掲示板を見に行くように助言する。 北校舎への移動中、ふと目に入った橋を渡った悠は、現在とは違う光景を目にする。
混乱する悠。
そこへ現れたカフェ部部長の関口昴は言う。

「まあ、一緒にお茶でもどうだい?」

流されるままに体験入部することになったカフェ部で、悠はある「願い」をかなえるために奔走することっとなり――?

第2章
悠はマスターの願いを叶えるヒントを求め、再びタイムスリップを試みる。
30年前の、カフェ部部室。そこで悠は、オレンジ色の髪を持つ不思議な少女に出会う。
一方現代のカフェ部には、疾風のごとく新たな依頼人がやってくる。彼にはどうしても勝ちたい相手がいるらしい。
その勢いに圧倒されつつも、カフェ部はいつものように“願い”を叶えるために尽力する……はずだった。

「最後」の勝負の行方は? そして主人公に見せ場はあるのか!?

第3章
文化祭前のカフェ部に届いた差出人不明の依頼書。
依頼人の特定すらままならぬ中、悠は部長からこの件を一任されてしまう。
その願いの内容に、マスターは寂しげな表情を浮かべていた。

時は再び30年前。いつものようにタイムスリップした悠に、オレンジ色の髪の少女、キャサリンは告げる。
「……もう、時間がないんだ」
そこで悠が知ったのは、意外な人物の過去だった。

そして文化祭真っ最中のカフェ部は、思わぬ窮地に立たされていた。
カフェ部を救うため、ついに部長が動く――!

第4章
卒業式を間近に控えた2月下旬。
マスターの願いを叶えることのできる最後のチャンスが迫っていた。
しかし悠は悩んでいた。願いのことだけではなく、最近姿を見せないキャサリンのことも。
カフェ部メンバーに背中を押された悠は、決意を胸に30年前への世界へ。
そこで顔を合わせた人物もまた、とある願いを抱えていた。

ついに明らかになるタイムスリップの真実。そして悠が選んだ答えとは――?
時を超えるティータイムが、終わりを告げる。